わたしログ

ただただ日常を書き留める

2月に観た映画

明日から3日間にわたって、イタリア旅行のまとめを書こうと思っています。完全に、自分の記録用ブログになりそうな予感ですが…
その前に、先月観た映画のレビューを書きたいと思います。

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個人の独断と偏見で書いているこのレビュー。細かいあらすじと、素敵なレビューが気になる方は映画タイトルをクリックしてみてください。

 

 

ランドリー


★★★☆☆
自分の居場所ってどこだろう、と悩んでいる時に観た作品。世間と自分の間にある壁を感じてしまっていた自分と、小雪さん演じる水絵がぴたっとはまって、心地よい作品でした。誰にでも生きにくさはあるけれど、わたしもテルのように外の世界に一歩踏み出さなくちゃと思った。


ロック、ストック&トゥ スモーキング バレルズ


★★★★★
ガイリッチ―監督の作品の中で、とびぬけて面白かった。一攫千金を狙う4人の若者を軸に、ギャングやマフィアが入り交じって繰り広げる群像劇。時間軸が入り混じったりと、群像劇は見ているとややこしくなったりするが、この作品はテンポも良く、ストーリー展開も巧妙でおもしろい。
ラストの展開もおもわずくすっとなる。

 


プロフェシー


★★☆☆☆
外国人の先生に勧められて観た作品。モスマンという、アメリカでは有名なUMAが題材となっている。が、日本人にはモスマンは馴染み深くない上に、ひっぱりにひっぱって、結局モスマンとの関係性がよくわからない。

 


おじいちゃんの里帰り

★★★★☆
トルコからドイツへの移民一家の年月をコメディタッチに淡々と綴る。ストーリーはいたってシンプルだが、映像は凝っている。家族という、ミニマムな単位を描きながらも、歴史や家族愛、人生という大きなテーマが詰まっている。
途中の展開に、既視感を覚えたが、たぶんリトル・ミス・サンシャイン

 


そして父になる(2回目)

★★★★★
何度見ても泣ける。男親の葛藤が、もどかしく腹立たしく、最後には愛おしい。
女性は子どもが生まれるまでの約10ヶ月の間、毎日お腹の中に自分ではない命の存在を感じながら生活する。この間に世間一般でいう「母性」と呼ばれるものも育まれていく。しかし、男性は生まれてからの月日を重ねることで、父へと成長していく。
「そして父になる」とは、秀逸なタイトルであると思う。

 


ノッキング オン ヘブンズ ドア

★★★☆☆
余命幾ばくかの男が二人。「天国では海が流行している」「海を見たことがない」「死ぬまでに海が見てみたい」という男が、犯罪を犯しながら海を見ることを叶える映画。するすると抜けて、それぞれの夢をかなえていく。マーチンの母親のセリフがクスッとする。
丘から海が見えるシーン。だんだんと広がっていく海がとてもきれいに見える。海は、彼らの希望なのか。マフィアのボスが男気溢れてかっこいい!

 


クレしん 逆襲のロボとーちゃん

★★★★★
笑って泣けて、久々の劇しんあたり作品だったと思います。劇しん(劇場版クレヨンしんちゃん)は全作見ていて、オトナ帝国や戦国大合戦のような、思わず泣ける大人向けの作品好きですが、ヘンダーランドや温泉わくわくのような、ギャグを追求した子供向け作品こそクレしんの良さでもあると思うのです。ロボとーちゃんは、子どもの好きそうなお笑いも入れつつ、父親とはという深いテーマで大人を泣かせてくる良作でした。

 


初恋のきた道

★★★☆☆
女の子の痛いくらいの純愛に心がぎゅぅっとなる。彼女の作る美味しそうな料理は、思わず好きになるのがうなずける。オープニング、モノクロで始まるのも表現方法としてこってると思う。ラストの教科書朗読のシーンは、母親の気持ちになってしまう。


お熱いのがお好き

★★★★☆
マリリンモンローにあまり美しさや可愛らしさを感じたことがなかったのですが、この作品で見事ひっくり返されました。動いているマリリンモンローって、とてもキュートでセクシー!
ストーリー展開もテンポが良く、ギャングとの鬼ごっこはドキドキさせながらも、思わず笑ってしまう。

 


恋しくて

★★★☆☆
王道の青春映画。始まりから終わりまで、本当に王道。ボーイッシュな彼女が、見ていると本当に魅力的に見える。なんでこの男がいいのか、あなた魅力的なんだからとお母さん的目線で見てしまいました。

 


トゥルーマン・ショー


★★★★☆
笑えるコメディ映画、だけど実は恐ろしい話。彼だけが知らない、自分の生きるこの世界が偽物であるということを。両親も妻も友人も同僚も、みんなが作り物の世界。こうしている今も、もしかして誰かに見られているかも…
ジムキャリーの演技が素晴らしく、シリアスでもあるがコメディになっている良作品。

 


ネバーランド

★★★★☆
劇作家バリがピーターパンのモデルとなった少年との出会いを描いた実話に基づくストーリー。大人って、いい意味でも悪い意味でも理屈っぽくなりがち。そんなオトナなんて気にしない、劇場に招待された子どもたちが大人の頭をほぐしてくれます。


デスノート 前編

★★★★☆
たまたま放送されていたので観た作品。いままで見てこなかったけれど、マンガ実写化の中では、成功作品ですね。藤原さんの演技って、大げさなんだけれど引き込まれる。舞台俳優向きだなとか考えながら見ていました。後編まだ見られてないので、結末が分からなくてもやもやする。

 


サイコ

★★★★★
本当に怖いのは、お化けなんかじゃなくて人間ですよね。人間が怖い作品だと、ミザリー羊たちの沈黙なんかが挙げられますが、サイコは犯行に至った動機がなんだか気味が悪い。パッケージでおなじみの、すこし髪の濡れた絶叫しているお姉さん。彼女が主人公かと思っていたが、パッケージのシーンは予想よりはるかに早くやってきて、その後の展開が見えず、ずっとハラハラさせられる。

 


ヴィンセント(短編映画)

★★★★☆
ティムバートン展へ行く前にと思って観た作品。英語が途中聞き取れず、ぼんやりとしかストーリーが分からなかったのですが…ティムバートンらしい作品。内に閉じこもってしまいがちなわたしは、共感しながら観た作品。

 


ステインボーイ(短編アニメーション)

★★★★★
ティムバートン展に行く前にと思って見た作品。ステインボーイという謎のヒーローが、街の平和のために戦うちょいグロアニメ、全6編。ステインボーイの可愛さもさることながら、個性豊かで少し物悲しい敵キャラに魅力を感じる。
ネットで検索するとすぐに見られるので、一話3分ほどと短い為ぜひ見ていただきたい。ただし、英語版しか見当たらなかったので、注意が必要。

 




★★★☆☆
サイコが予想をはるかに超える面白さであったためレンタルした作品。サイコがおもしろかったため期待しすぎた感じでした。何故か鳥が襲ってくるというシチュエーションが非常に怖い。人間には分からない、自然界のゆがみなんかが発生したのかしら…
ザ・コアという映画に近いものかなと思ったのですが、理由は最後まで明かされず。鳥は何かの比喩なのか、それとも自然界での歪なのか。もやもやの残る映画。

 


レザボア・ドッグス

★★★★☆
1月2月と、どんでん返しのあるアクション映画を好んで見ていました。ユージュアル・サスペクツだとか。イギリスでは、ユージュアルサスペクツを超える人気なのだとか。お互いに名前も知らないメンバーが犯した強盗事件、そのメンバーの中に裏切り者がいるという設定がいかにもでわくわくする。少しずつ明らかになっていく事実や、映画の見せ方が良くて、ずっとどきどきしたまま映画はラストへと向かう。ラストの哀愁がたまらなくかっこいい作品。
タランティーノ初監督作品で、この作品。本当に才能にあふれている。


スクール・オブ・ロック

★★★★☆
元気になりたくて観た作品。こんなハチャメチャな先生いていいはずがない!と思うけれど、自分を信じて疑わないひたむきさと図々しさは羨ましい。そんな彼の姿に、子どもたちも感化されていく。ラストのライブのシーンは鳥肌が立った。

 


フォレストガンプ / 一期一会

★★★☆☆
フォレストガンプの向ける、ひたむきな愛。でも、女性目線で見ると、結構しんどいかもと思う。フォレストガンプは成功し続ける、彼の選択はいつだって正しいのだ。フォレストの思いを寄せる女の人生は、毎回転落していく。なんだか、彼に思われることこそ幸せと言わんばかりの展開に、ちょこっとうんざり。
好きなのは、シーン展開。あと、出てくる音楽は、聞くだけでシーンが思い浮かんでしまうのだから、やはり名作と言わざるを得ないのかも。

 


ベイマックス

★★★★☆
イタリアへ向かう飛行機で観たもの。日本で流れているベイマックスのCMって、たぶんこの映画の誤解を生んでいる気がする。ベイマックスとすごすひと夏の思い出みたいな、トトロ的ストーリーを期待して観たらひっくり返されます。完全にロボットアニメでした。
個人的には、終盤の失意に暮れるヒロがベイマックスと再会のシーンがあっさりと書かれているのが残念。

 


モンスター上司

★★★★☆
行きに観たもの。タイトルの意味が分からず、とりあえず日本語に対応しているからとみたこの作品。下ネタがちりばめられたコメディでした。わたしは結構好きかもしれない。理不尽な要求をしてくる、無能なのにエラそう、セクハラしてくるなど、モンスターな上司を持つ3人。何故か上司を殺害してしまおう!とぶっとんだ発想になるところが、良い。終始笑いをかみ殺しながら見ていました。

 


蜩の記

★★★★★
気高い武士の、死ぬことに対する美学。昔の日本人は、生きている時も、そしてその人生を終えるときもまた美しい。そして、その美しさを引き立たせるような、日本の四季の映像、音楽。日本人であることが誇らしくなる作品。
女性も男性も、言葉遣いから所作、生き方考え方すべてが凛と美しい。

 


ガーディアンズ オブ ギャラクシー

★★★☆☆
行きの飛行機にて。あっという間の二時間、仲間と友情をはぐくんでいく主人公や、人間味溢れるアライグマ、言葉は少なくても思いは熱い木のキャラクターなど、登場人物は面白い。が、個人的に、アクション物はあまり好きではなくて、低めの評価。
二期を見据えて作られた映画はあまり好きになれない。

 


the Book of Life

★★★★☆
イタリアへ向かう飛行機の中で観たもの。たぶん、日本では上演されていないはず。
男らしさとは、真実の愛とはというテーマに対して、重くなり過ぎず、陽気な音楽とレゴブロックのようなキャラクターで終始面白く描いている。

 


イン ザ ヒーロー

★★★★☆
夢をあきらめきれない大人の、ひたむきストーリーが胸に沁みる。とくに中盤の、夢だけでは食べていかれない、夢をあきらめるタイミングが分からないという後輩に感情移入しまくった。終盤のアクションシーンは、胸が熱くなるが、ワイヤーCGなしの長回しで魅せてくれると思っていたため、★はひとつマイナス。
幼稚園の頃から唐沢ファンのわたしは、唐沢のアクションシーンでメロメロでした。

 


魔法にかけられて(3回目)

★★★★☆
ディズニー映画は本当に心がワクワクする。でも、これってアニメーションだもんねと、大人になって、都合の良い人生はないことに気付く。道端で突然歌っても誰も答えてくれないし。
そんな、大人になった心に魔法をかけてくれる映画。何度見ても、お掃除のシーンと、最後の敵と対するシーンはドキドキする。あの、王子の頭悪そうな感じが堪らない。

 


ジャッジ!(2回目)

★★★★★
初めてみた時、あまりの面白さにバイト先のレンタルPOPを書かせてもらったのを思い出す。2日後には、店のジャッジ!DVDがフルレンタルになったのを覚えている。
2回目も初回同様、きつねうどんのCMでおなかを抱えて笑い、ひたむきな太田君の姿に胸が熱くなる。バイト先では、結構好き嫌いが分かれた作品

 

 

月世界旅行

★★★★☆
1902年のSF映画。色も音もない映画なのに、独創的で、ワクワクできる、冒険心をくすぐる作品。高度な合成とトリック映像が1900年代にできていたことに驚愕。
人間っていつの世も、宇宙が好きで、心動かされるのよねと思う。


2月は、アニメ洋画邦画とバランスよく見られたし、話題の作品から名作まで、幅広く良い映画を観ることが出来た。はずれ作品も少なかったし。
社会人になったら、今みたいに浴びるように映画が見られないのだなと思うと悲しい。学生の間に、というよりか、アルバイト先で無料でレンタルできる限りたくさん映画の世界に浸りたいと思うのです。